名松線・美杉地区、宇陀松山城址~~奈良旅⑭

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吉野への別れを告げて、同行者の趣味の城跡です。
【宇陀松山城址(うだまつやまじょうし)】
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宇陀松山城は、福島正則の弟・福島高晴の居城でした。
城下町は重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
そして、いよいよ奈良県と三重県の県境にきました。
すると、吉野はあんなに天気が良かったのに、
三重県に近づくに連れて雲が厚くなり、暗くなっていき、
気温もぐんぐん下がっていきました。
奈良県と三重県の県境で雨が降り出し、
気温は、10度近くも下がってしまいました。
この辺りは特に雨が多い地域とのことですが、
まさしく実感した日でした。
そして、車は「三重県に入りました。」
やってきたところは三重県の伊勢奥津駅(いせおくつえき)。
JR東海の名松線・終着駅です。
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【名松線(めいしょうせん)・伊勢奥津駅(いせおくつえき)】
所在地: 三重県津市美杉町奥津1288-8
開業年月日:1935年(昭和10年)12月5日
備考:駅員無配置駅
名松線とは名張と松阪を結ぶ計画だったことから付けられた路線名称でしたが、
(頭文字をそれぞれとって「名松線」となりました)
同区間に参宮急行電鉄(後の近鉄大阪線・山田線)が
先行して1930年に開通したため、
名松線は1935年に松阪駅から当駅までが開通し、
名張までの区間は建設されませんでした。
駅前からは近鉄大阪線名張駅とを結ぶ三重交通バスが発着しています。
ホームに電車が停車していました。
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2009年10月の台風18号による風水害で
名松線全線が全面運休となってしまいました。
松阪駅 – 家城駅間は同月15日に復旧しましたが、
JR東海は同月29日、家城駅から当駅までの間については復旧が困難として、
当分の間、代行バスを運行すると発表しました。
(運賃は鉄道輸送のものが適用)
それから6年半もの月日が経過した2016年3月26日、
伊勢奥津駅を松阪駅行きの一番列車が出発し、
ようやく運休から全線復旧となったのでした。



<路線>
「松阪駅」⇒「上ノ庄駅」⇒「権現前駅」
⇒「伊勢八太駅」⇒「一志駅」⇒「井関駅」
⇒「伊勢大井駅」⇒「伊勢川口駅」⇒「関ノ宮駅」
⇒「家城駅」⇒「伊勢竹原駅」⇒「伊勢鎌倉駅」⇒
「伊勢八知駅」⇒「比津駅」⇒「伊勢奥津駅」
駅数:15(起終点駅含む)
路線距離(営業キロ):43.5km
2009年時点での年間の営業収入は約4000万円で、
営業費用(維持管理費)は約8億円でした。
赤字路線として廃止勧告対象となり、
特定地方交通線第2次廃止対象線区にも選ばれていましたが、
岩泉線とともに代替道路未整備を理由に廃止対象から除外されました。
ここは美杉町
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「伊勢八知駅」から「比津駅」及び「伊勢奥津駅」は
渓谷があり、鉄橋も多くその風景には風情があります。
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台風の通り道である地域であるため、
何度か台風による甚大な被害が出て、
其のたびに廃止要請がでていた名松線ですが、
地元の方々による地道で熱心な存続運動が功を奏して現在に至ります。
そして、国道368号線(伊勢木街道)を走行して、
北畠氏の居城があった北畠氏館跡(霧山御所)へと向かいました。

旅のまとめです。
奈良旅(一部、三重県)総括~パワースポットと少々不思議な話。
この旅路の始まりはこちらからどうぞ⇓⇓⇓
新幹線と近鉄で津へ、そしてレンタカーで奈良路へ~奈良旅①
初瀬街道の阿保宿を通って長谷寺へ~奈良旅②
大神神社めぐり~奈良旅③
狭井神社めぐり~奈良旅④
久延彦神社めぐり~奈良旅⑤
箸墓古墳~奈良旅⑥
天川村・洞川温泉~奈良旅⑦
洞川湧水群~奈良旅⑧
龍泉寺~奈良旅⑨
天河大弁財天社~奈良旅⑩
金峯山寺・吉野へ~奈良旅⑪
脳天大神・吉野~奈良旅⑫
如意輪寺と後醍醐天皇陵・吉野路~奈良旅⑬
北畠氏館跡・美杉リゾート(三重県)~奈良旅⑮
津城址、三重県は近畿?中部?そして帰路へ~奈良旅⑯