【見附島（みつけじま）】
見附島（みつけじま、見付島）は、
石川県珠洲市にある島です。
軍艦島（ぐんかんじま）ともいいます。
能登半島国定公園。
かつて運行されていた急行列車「能登路」。
そのヘッドマークには見附島が描かれていました。
【地理】
珠洲市の南部、鵜飼海岸（着崎海岸）の
南東２００～３００ｍに位置しています。
この地方に広く分布している
新第三紀珪藻泥岩からなる白亜の島で、
周囲４００ｍ、面積１１４７m2、
標高は２８メートルであります。
【名称について】
見附島という島名は、
空海（弘法大師）が佐渡島から当地方に渡った際、
最初に見付けた島であることに由来しているそうです。
当地に降臨した
加志波良比古神が最初に見つけた島とも伝わっています。
また、島の形が軍艦に似ていることから、
軍艦島とも呼ばれています。
＜見附の社＞
＜見附島と空海＞
【島内及び島の周辺について】
島内には見附神社があり、
クロマツやシイ、タモ、エゾイタドリといった
植物が分布しているほか、
カラスやウが生息しています。
島の周辺は公園として整備され、
遊歩道やレストハウス、
海水浴場、キャンプ場、国民宿舎のとじ荘があります。
【かつては二島ありました】
かつて島から２０ｍ、海岸から約２００ｍ離れた場所に
珪藻土の岩「小島」が存在していました。
見附島と並ぶ「二島」として長年親しまれ、
セットで信仰の対象になっていました。
かつては高さ、幅ともに
約１０ｍ程あったとされていましたが、
年月が経つにつれて浸食により
高さ２ｍ、幅２ｍの三角形の小さな岩にまで
縮小してしまいました。
さらに令和元年、
東日本台風（台風１９号）による
強風と高波の影響で、完全に消失してしまいました。
【見附島への渡り】
踏み石が並べられているため、
引き潮の時間帯には、
島の近くまで歩いていくことができるとのことです。
ただしかなり滑りやすいので足元にはご注意ください。
また所々石が陥没している個所があります。
【えんむすビーチ】
見附島がある海岸は
「えんむすビーチ」と呼ばれる恋人の聖地となっています。
恋路海岸と同様に「鐘」があります。
【島の周辺】
遊歩道が整備されており、
夏には海水浴場やキャンプ場も開設され、
多くの人でにぎわいます。
近くの「見附茶屋」では能登牛を使った
能登丼をいただくことができます。
※ただし、２０２０年の夏は閉鎖されていました。
＜珠洲市イラストマップ＞
【所在地】
〒927-1222 石川県珠洲市宝立町鵜飼
＜場所＞
青印は駐車場付近です。
【電話番号】
０７６８－８２－７７７６（珠洲市観光交流課）
【駐車場】
見附公園駐車場（自家用車用）。
２００台分。
【交通アクセス】
【車】
のと里山空港（能登空港）から車で４０分
【交通アクセス】
【公共交通】
◆「金沢」駅西口から珠洲特急線に乗車し
「珠洲鵜飼」下車、徒歩１７分
◆「金沢」駅西口から
珠洲・宇出津特急線に乗車し
「南鵜飼」下車、徒歩８分
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