黒島(沖縄県竹富町)(動画あり)~人よりも牛の数が多く、ウミガメの浜もあるハートアイランド 

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【黒島(沖縄県竹富町)】

黒島(くろしま)は、
沖縄県の八重山諸島にある島です。
沖縄県八重山郡竹富町に属しています。

黒島 地図

石垣島から南南西17kmにあり、
西表島との間に位置しています。
牛の牧畜が盛んで「牛の島」として知られています。
また、島の形がハート型であることから、
「ハートアイランド」とも呼ばれています。

黒島(高速船より)

【地理・地形】
隆起サンゴ礁で形成された
ほぼ平坦な島で、
島の至るところに
肉牛用の牧場が広がっています。
かつては森林が広がっていましたが、
1984年以降スタビライザー
(サンゴ塊の掘削が可能な建設機械)
を導入した開墾事業が
喜屋武・伊古・宮里・仲本集落周辺で
進められた結果、
集落以外のほとんどの場所が開墾され、
牧草地が広がる風景が形成されました。
また、島の周辺海域に広がる石西礁湖は、
日本国内最大のサンゴ礁海域となります。

黒島 港付近

【人口】
224人(2021年3月末現在)

【世帯数】
137世帯(2021年3月末現在)

【周囲】
12.6km

【面積】
10.02k㎡

【最高高度】
15.3m

【肉用牛頭数】
2489頭(2014年12月末現在)

雨宿り中の黒牛さん達 黒島

【ウミガメの上陸回数】
19回(2014年)



【サキシマハブにかまれた人】
1人(2014年)

【集落】
<保里>
港に近い集落。

<伊古>

<仲本>

<東筋>
郵便局がある。

<宮里>
ビジターセンター、
黒島研究所がある。

【自然】
<動植物>
先島諸島の固有(亜)種のうち、
サキシマハブ、
ヤエヤマオオコウモリ
(クビワオオコウモリの固有亜種)、
オオシママドボタル
(マドボタルの固有亜種)
が生息しています。
天然記念物の中では、
オカヤドカリが生息しています。

また、本来の分布地ではありませんが、
セマルハコガメの発見例があり、
定着していると考えられています。
セマルハコガメの亜種である
ヤエヤマセマルハコガメは、
八重山諸島の固有亜種であり、
天然記念物に指定されてますが、
黒島のセマルハコガメが
この亜種であるかは不明とのことです。
さらに、天然記念物の
キシノウエトカゲの発見例も
相次いでいます。

【インドクジャクの異常繁殖】
インドクジャクは最初に新城島に導入され、
1979年に小浜島のリゾートホテルに
持ち込まれたものが観賞用として
各地に寄贈されて広まったとのことです。
黒島では、1980年代に
観賞用として持ち込まれ、
台風により飼育小屋が壊れ数羽が脱走しました。
天敵がいないことから異常繁殖し、
2013年現在では
数千羽以上生息すると推定されています。
サキシマスベトカゲ、
サキシマカナヘビ等のトカゲ類が
激減するなど従来の生態系が
破壊されています。
また島の主要産業である
畜産業への悪影響も出ています。
2013年には箱わなにより
1479羽が駆除されており、
その後も銃器による駆除や
探索犬による繁殖卵の駆除が
続けられています。

【烏】
私が訪れた2022年5月では
孔雀よりもカラスが沢山見かけました。
普通に牛さんたちのエサをついばみ、
至る所に飛んでいました。
雨が降る直前や雷が近づくと鳴いて飛び立ちます。

【天体観望】
空気の澄んだ離島であり、
日本の南端に位置することから、
みなみじゅうじ座(南十字星)、
全天で2番目に明るい恒星のカノープス、
3番目に明るい恒星のケンタウルス座α星など
南天の星を、日本国内としては
比較的観望しやすい場所です。
ただし、日本の南端とは言え、
これらの星の高度は低く、
観望が困難な場合もあるとのことです。

【歴史】
琉球王朝時代、
八重山における造船は
主としてこの島で行われ、
宮古島の船もこの島で造られました。
ただし材木は西表島から
切り出していたため、
不便であるとして1678年に
西表島の古見に移され、
後に石垣島に移ったとのことです。



【強制移民と野底マーペーの伝説】
また、蔡温の時代(18世紀前半)、
八重山では強制移民が行われ、
この島もその対象となりました。
たびたび西表島や裏石垣(石垣島北部地方)
への移民が行われたとのことです。
この島の民謡として有名なチンダラ節は
1732年に黒島の宮里部落から
裏石垣の野底に強制移民が行われた際、
連れて行かれた恋人の男性を思って
女性が歌ったものと伝えられています。
また、石垣島にある野底岳の別名
「野底マーペー」は、
このときに移住させられた
マーペーという女性が
黒島に残った恋人恋しさに
集落の裏山に登りましたが、
於茂登岳に阻まれて
黒島を目にすることができず
絶望して石になったという伝承があります。

伊古桟橋から見える石垣島

【畜産業】
肉用牛(黒毛和種)の子牛の生産を
中心とする畜産業が盛んな島で、
近年は牛の飼養頭数が
人口の10倍を超える状態が続いています。
奇数月の13日
(月によって他の日のこともある)に
港近くの黒島家畜市場で
子牛の競り市が開かれます。
2014年度に同市場で
取引された黒毛和種は882頭であり、
沖縄県内市場での
取引の3.2%を占めたとのことです。

黒島・牛さんたち

黒島で1年ほど育てられ
セリにかけられた子牛の多くは、
石垣島や九州を中心とする
全国のブランド牛産地で肥育され、
石垣牛をはじめとする
ブランド牛として出荷されるとのことです。
なお、ブランド牛の中には、
神戸ビーフ(神戸牛)のように
素牛の産地を厳密に定義して、
他地域産の子牛を
素牛としていないものもあるとのことです。

<動画・牛さんたち>

【黒島牛まつり】
例年ですと毎年2月最終日曜日には、
牛1頭(2010年は丑年のため、牛2頭)
が当たる抽選会で有名な
「黒島牛まつり」
(主催・黒島牛まつり実行委員会)
が開催されるとのことです。

お食事中の黒牛さん 黒島

【観光業など】
周辺海域の自然を生かした観光業として、
シュノーケル・ダイビングや
パナリ(新城島)ツアーを行っています。
また、レンタサイクル・レンタバイク店が
港付近にあるほか、
民宿でも自転車を借りられます。
レンタカー店は東筋にあるので、
電話連絡して届けてもらうのが
一般的であるそうです。
ちなみにレンタサイクルでの島内一周は、
概ね2時間半~3時間弱あればできます。

黒島のやぎさん

自治会の決定により
島内でのキャンプや野宿は
禁止されています。

【文教・研究施設】
<黒島ビジターセンター(宮里)>
環境省の施設。
島の歴史およびかつて
使用されていた農具・生活用品などの
民具が展示されるほか、
壁面には黒島の海の生物などを
テーマとした絵画が、
天井からは島に伝わる民謡を
テーマにした芭蕉布がそれぞれ飾られています。



<黒島研究所>
特定非営利活動法人
日本ウミガメ協議会付属の施設です。
主にウミガメやサンゴなどの
海洋生物を研究しています。
展示室もあり、島の博物館的な施設となっています。
ちょっとした水族館、との情報もあります。
入場料は500円程。
亀さんのえさは別料金となります。
飲み物も売っているので休憩がてらどうぞ。
特にシュノーケル・ダイビングをされる方は
ライフジャケットの貸し出しも行っているそうなので
是非ともお立ち寄りください。

黒島研究所

(所在地)
〒907-1311 沖縄県八重山郡竹富町黒島136
(電話)
0980-85-4341
午前9時~午後6時(グーグルの案内)

<黒島研究所近くのヤギさん>
雨宿り中です。
黒島研究所近くのヤギさん

<黒島伝統芸能館>

<黒島郵便局>

<黒島畜産市場>
沖縄にある8箇所の畜産市場のひとつで、
港と宮里の間にあります。
奇数月の13日に、
島で生産された
黒毛和牛種子牛の競り市が開かれます。
かつては見学も可能でしたが、
現在は未確認です。

お食事中の黒牛さん2

(所在地)
〒907-1311 沖縄県八重山郡竹富町黒島353−15
(電話)
0980-85-4347

<JAおきなわ取次所(東筋)>
主に畜産関係の飼料販売・
家畜市場での競り参加申し込み受付など。

<黒島灯台>
東筋から南へ約3km、
島の最南端近くに位置しています。
南端の灯台を訪れると
恋が成就するという噂が広まり、
それを目当てに島を訪れる観光客もいるとのことです。

黒島灯台

位置:
北緯24度13分16秒
東経124度00分30秒

実効光度:390カンデラ

光達距離:7.5海里

頂部の高さ:11m(地上から)

灯火の高さ:18m(平均水面上から)

電源:太陽電池

黒島 南に位置する浜
※黒島灯台はここから撮影しました。

【交通】
空港は島内にはありません。
緊急用ヘリポートが設置されています。

【道路】
平坦な島なので、自転車で無理なく一周できます。
自然の土と砂に白セメントを添加した
町道整備、並木の植栽、赤瓦使用への補助、
琉球石灰岩を使った石垣の普及指導などが評価されて、
「白い道路と町並み」が1999年に
建設省(当時)の手づくり郷土賞に選定されています。

<沖縄県道213号黒島港線>
港付近から東筋集落に続く
アスファルト舗装された道です。
サンゴを積み上げた垣と
そこに咲く花が美しいとのことです。
昭和61年(1986年)、
拡張事業にともなう石垣の復元や
地下浸透式の排水溝等の修景が評価され、
日本の道100選に選定されています。

沖縄県道213号黒島港線傍にある黒島展望台

<自然観察遊歩道>
仲本海岸から宮里海岸に通じています。

【黒島港】
旅客待合所や浮桟橋が整備されています。
各民宿では宿泊客に対し
港への送迎を行っています。

黒島船客ターミナル

黒島港 浮桟橋

<高速船>
黒島港⇔石垣港(離島ターミナル)
所要時間:25~30分。
八重山観光フェリーと安栄観光が
それぞれ1日4往復を運航しています。

黒島港 高速船

<フェリー・高速フェリー>
黒島港 ⇔石垣港
2社が各週2便を運航しています。
◆八重山観光フェリー
火曜・土曜、所要時間80分] ◆安栄観光
月曜・木曜、所要時間60分
※所要時間・便数は2019年2月現在。

黒島港 フェリー

【情報・通信】
<郵便・物流>
郵便局は島内に1ヶ所あります。
宅配便は、島への発送は各社可能ですが、
島からの発送はゆうパック(日本郵便)に限られます。



<携帯電話>
基地局は、
NTTドコモ・
au(沖縄セルラー電話)・
ソフトバンクの各社が設置しています。

【天然記念物・文化財等】
<プズマリ(火番盛)>
先島諸島火番盛(史跡)のひとつです。
サンゴを積み上げたもので、
崩落のおそれがあるため
立ち入りが禁止されています。

<神山家住宅>
主屋、井戸、水タンク、石垣が
登録有形文化財に登録されています。

<伊古桟橋>
島の北東にある、直線状の桟橋跡です。
2006年の台風13号で2箇所損壊しました。
何もない海岸に唐突に
古びた桟橋だけが突き出しており、
物寂しい雰囲気があります。
2005年12月26日に
登録有形文化財に登録され、
2010年4月には
それを示す銘板が設置されました。

黒島 伊古桟橋

<伊古桟橋から見える黒島港>
伊古桟橋から見える黒島港

<番所跡>
竹富町指定史跡。
宮里。
黒島 番所跡

<イヌムル(按司の城跡)>
竹富町指定史跡。

<イサンチャヤー(古墓)>
竹富町指定史跡。

<アサビシバナ(遊び岩)>
竹富町指定天然記念物。
岩の隙間を抜けた先に砂浜が広がっています。
アサビシバナ(遊び岩)

港がすぐ横にあり、近くを船が往来するため
遊泳していいのかわかりませんが、
防波堤に囲まれており
浅く珊瑚や岩や石も少ない砂地なため、
子供を水際で遊ばせるのに
ちょうどいいかもしれません。
アサビシバナ(遊び岩)

港近くですが、人はあまり来ません。

<西表島がみえます>
アサビシバナ(遊び岩) 西表島
小浜島も見えますね。

<パナリ?>
アサビシバナ(遊び岩) パナリ?
アサビシバナ(遊び岩)の浜の西側です。
岩の先に見えるのはパナリ?でしょうか。

<動画・波打ち際>

<動画・岩を抜けると浜だった>

<動画・岩と波打ち際>

石垣の向こうは黒島港です。

<桑の老木>
竹富町指定天然記念物。仲本。



【自然その他】
<黒島キャングチ海中公園地区>
西表石垣国立公園の域内にある
島の南東部のサンゴ礁の海域に
設定された海中公園地区です
(1972年7月1日指定、面積45.5ha)。
1970年代には大型の
枝サンゴ群落が広がっていましたが、
相次ぐ白化現象により
そのほとんどが死滅しました。
さらに1980年代には
オニヒトデによる食害も発生しました。
1990年代に入って回復傾向となりましたが
白化はたびたび起きています。
喜屋武海岸そばです。

黒島キャングチ海中公園地区

<仲本海岸>
島の南側(港と反対側)にあります。
岸からリーフの間に「ワタンジ」
と呼ばれる道状のサンゴが延びて、
その内側がタイドプール状になっており、
干潮時のみにシュノーケル・ダイビングが可能です。
トイレ・シャワー設備・休憩所があります。
気温が30度を超え通常の
遊泳可能な時期は平年4月下旬から
11月上旬の間となります。
ただし、八重山地方の一般の海岸と同じく、
ここも正式な海水浴場ではないため、
監視人がいません。

黒島・仲本海岸

潮の流れがある上、
ウミヘビ・ゴマモンガラなどの
危険生物もいます。
近年、水難事故が相次いでいるため、
AEDが設置されました。
表示看板も設置され、
遊泳可能時は「遊泳注意」、
荒天時等には消防団が判断して「遊泳禁止」
の表示を行っています。

黒島・仲本海岸 注意事項

水難事故はライフジャケット不着用者に
多いことから、
監視小屋や黒島研究所では
ライフジャケットの無料貸出を行っています。

<動画・仲本海岸>

<西の浜>
島の西北に位置し、
黒島港から比較的近い場所にあります。
夕日が望めます。
4月から10月頃にかけて
ウミガメが産卵のために上陸する浜です。

黒島・西の浜 ウミガメが上陸する浜

1978年から2010年の
間のウミガメ類の産卵数は347回でした。
そのうちアカウミガメ225回、
アオウミガメ70回、
タイマイ52回。
平均は11.2回/年。
遊泳禁止の看板が掲げられています。
(2009年9月現在)

黒島・西の浜1

<西の浜>
黒島・西の浜

<動画・西の浜>

<宮里海岸>
島の南西に位置しています。
正面に新城島が望めます。
豊年祭の奉納舞踊の会場となります。
仲本海岸の陰に隠れて
ややマイナーなビーチですが、
なかた荘などからはほどよく近いビーチです。

<保慶海岸>
島の西にあたり
夕日を眺めることができます。
牛の形をした岩があります。

<喜屋武海岸>
島の東端に位置しています。
今は使われていない
崩れた桟橋があります。
海岸に御嶽があります。
黒島 喜屋武海岸

<彩色されたシーサー>
喜屋武海岸 彩色されたシーサー

<喜屋武海岸の風景>
喜屋武海岸と岩
<アミリ海岸>
島の東端です。
天気がよければ
水平線から上る朝日を見ることができます。

<阿名泊海岸>
島の北東端。
石垣島からのNTTケーブルが
ここでつながっています。
海岸に御嶽があります。



<黒島展望台>
県道213号沿線
(黒島小中学校に隣接)にある展望台です。
上部の床にはタイル貼で
周辺の島々が示されています。
黒島展望台

<水道記念碑>
黒島に上水道(西表島からの海底送水)が
開通したことを記念して
小中学校近くの
水道タンク横に建てられました。
それまでは上水は雨水および
井戸を使用していました。

<獣魂の碑>
食文化の犠牲となった
牛への感謝のために建てられました。
黒島畜産市場内にあります。

【御嶽】
黒島では「うたき」ではなく
「わん」と呼称しています。

●南風保多御嶽(ぱいふたわん)
●迎里御嶽(んぎしとぅわん)
●比江地御嶽(ぺーじわん)
●阿名泊御嶽(あなどまりわん)
●北神山御嶽(にしはめまわん)
●南神山御嶽(ぱいはめまわん)
●保里御嶽
●喜屋武御嶽(けんわん)
●船浦御嶽(ふのーらわん)
●仲盛御嶽(なはむりわん)
●浮海御嶽(ふきわん)
既に廃止されており、森の中に跡のみが存在しています。

<乾震堂>
●旧乾震堂
新しい乾震堂が出来ていますが保護されています。

黒島 旧乾震堂

旧乾震堂は乾震堂がかつてあった場所であり、
中国の偉い人物を祀った神聖な御嶽です。
1800年頃に黒島灯台の近くの
ユキラ浜に唐船の難破船が漂着しました。
船内にはミイラ化した遺体と
絹布類が大量にあったそうです。
島民は死体を海に流したとか。
その後、死体に関わった人たちは
次々と死亡し、島内ではネズミが異常繁殖しました。
船の中にあった黒石を
死体のかわりに海岸に埋めて
供養したところ、ネズミ被害は収まりました。
その後、誰かが墓が荒らされていまい、
再度ネズミ大量発生の被害に遭いました。
そして島民は拝所を灯台近くの海岸から
島の中心地に移し、
大法要、供養を行ったことで
ネズミの大発生が収まったということです。

【祭事・催事】
<旧正月>
1月下旬から2月中旬。

<大綱引き(世引き・ユーピキ)>
豊年の願いを込めた行事です。
南(陸側)と北(海側)に分かれて対戦し、
南が勝つと豊作、
北が勝つと豊漁になると
言われています。

<牛まつり>
2月最終日曜日。
また毎年2月に開催される
「牛まつり」は、
「牛の島」黒島だからできる手作りイベントで、
当日は約4000人もの人が
島を訪れるとのことです。

<豊年祭>
旧暦6月。
島最大の行事である豊年祭は、
パーレー(爬龍船)競漕が
他の地域にはない独特のものです。

<さにやん祭>
8月下旬。

<旧盆>
旧暦8月、獅子舞など。

【黒島の観光】
坂のない平坦な島なので、
牧場の緑の風景の中を
自転車でゆっくりと
サイクリングするのがおススメです。
坂道はありますが、
電動ではなく、普通の自転車でも走行できます。
また所々舗装されていないワイルドな道があります。

黒島 未舗装の道
※もっともっとワイルドな道があります。

<かばん>
かばんや飲み物・食べ物を自転車のかごに入れると
時々カラスに襲われることがあるそうです。
リュックか、体に添わせるカバンがあるとベスト。

<つばの広めな帽子>
強い日光や急なスコール対策です。
頭の裏がメッシュになっていると尚更良いでしょう。

<水はけのよい靴>
急なスコール対策です。
また所々未舗装の道があるので
サンダルでも、足の指がむき出しのタイプよりは
足の先を覆うタイプの靴が良いと思います。

<水陸両用の服>
風通しの良い服や、
撥水加工、または水陸両用の服があると良いでしょう。
急なスコール対策になりますし、
濡らしてはいけないもの(乗船券など)を
守るためにもあると便利です。
スコールの場合、雨足は強めですが、
雨がやんで晴れ間が出ると乾きが早いです。

<飲み物>
出来れば石垣島を出る前に
買っておくとよいでしょう。
黒島港に自販機がありますが、
種類がさほど多くはありません。

<ごみ袋>
島にはゴミ箱がありません。
ゴミは全て持ち帰りとなります。
女性の生理時のナプキン類も・・・です。
なのでゴミ袋持参は必須です。
更に消臭機能があるとよいですね。

<チリ紙・ウエットティッシュ・消毒スプレー>
トイレは数カ所設置されていますが
紙が無かったりします。
なのでチリ紙は持参した方が良いでしょう。
またお手拭き用などの
ウエットティッシュや消毒スプレーを持参すると
良いと思います。



【黒島観光・自分の場合】
石垣港:
12:30
<具志堅用高氏の像>
石垣離島ターミナルにあります。
具志堅用高モニュメント

こちらの船会社を利用しました⇓⇓
八重山観光フェリー

⇓カフェ&レンタサイクル
島カフェハートらんど
普通自転車を4時間レンタル
(シュノーケル・ダイビングはしなかったので)。

2時間半弱で1周。
あとは港が見えるカフェでのんびりくつろぎました。

<看板娘(?)>
気持ちよさそうに微動だにせず
すやすや眠っていました。

島カフェ はーとランド 看板娘?

<島カフェハートらんどの外観>
黒島 島カフェハートらんどの外観

黒島港(八重山観光フェリー):
17:40発

<レンタサイクル込みの観光ツアー>
レンタサイクル込みの観光ツアーもあります。
訪れた日は梅雨の真っ只中で雨模様でした。
が、途中から晴れ間が差してきたので、
レンタサイクルを申し込むことにしました。
黒島滞在時の天気は、
晴れとスコールの繰り返しでしたが、
もともと蒸し暑く、
その中降りそそぐスコールは
シャワーみたいで気持ちよかったです。
黒島では、雨が降っても
体感気温が下がりませんでした。

服装もパーカーは水陸両用、
ボトムのバミューダパンツは
速乾性のあるジャージ素材、
靴は上がメッシュ、
下がそこそこの底がある
運動靴でしたので
乾きが早かったです。

【黒島の海】
また黒島の海は八重山でも
トップクラスの美しさといわれ、
産卵のためにウミガメが上陸してきます。

黒島の海(アサビシバナ))

<感想>
少しでも晴れ間がのぞくと
海の色が本当にきれいなブルーになります。

<動画・アサビシバナの波打ち際>

ちょっと晴れ間が出てくると
先ほどまでグレーだった海の色が
鮮やかな碧い海に変わっていきます。
黒島港と目と鼻の先の海岸でもこのような綺麗さです。
良く晴れた日にもう一度じっくり訪れたい・・・。
黒島はそうした島ですね。

竹富島(動画あり)~伝統的な赤い屋根瓦とシーサーと碧い遠浅の海と星砂の浜がある島です。

川平湾(動画あり)~刻々と様々な碧い海色になるミュシュランガイド3つ星の景勝地。

石垣島鍾乳洞(動画あり)~日本最南端の鍾乳洞で、鍾乳石の成長が早く圧巻の空間が広がっています。

伊原間サビチ鍾乳洞(動画あり)~日本で唯一となる海へ抜ける鍾乳洞、洞窟を抜けるとそこは綺麗な碧い海だった!

八重山鍾乳洞~かつては人気のスポットでエリア内の龍神鍾乳洞が有名でした。

吹通川マングローブ群落(吹通川ヒルギ群落)~ドライブがてら気軽に見学できます。

白保海岸~新石垣空港から車で約5分の白い砂浜が美しい海岸、アオサンゴの群生地でも有名です。

名蔵アンパル~亜熱帯気候特有の動植物が分布、ラムサール条約登録地となっています。

石垣やいま村~名蔵アンパルに隣接している日本最南端及び最西端のテーマパークです。

平久保崎灯台~石垣島最北端の絶景地に位置しており、「恋する灯台」に認定されています。

石垣御神崎灯台~神が舞い降りる聖地であった岬にあり、荒々しい波と断崖絶壁と夕陽が見ごたえです。

玉取崎展望台~平久保半島や石垣島の碧い海を堪能できる眺めの良い展望台です。

オヤケアカハチ~琉球の侵攻から石垣島を守ろうとした豪族の首領で先島諸島では英雄です。

フルスト原遺跡~国の史跡で八重山の英雄であるオヤケアカハチの居城跡とも云われてきました。

桃林寺~八重山列島で最古の仏教寺院、山門の仁王像は津波で流されたものの、戻ってきました。

唐人墓~「ロバート・バウン号事件」の哀しい犠牲者、今は夕陽の眺めが良い場所で静かに眠っています。