【立山ロープウェイ】
立山ロープウェイ(たてやまロープウェイ)は、
大観峰駅と黒部平駅間を結ぶ
立山黒部貫光が経営する索道(ロープウェイ)です。
立山黒部アルペンルートを構成する
交通機関の一つです。
途中に支柱が1本も設けられていない
ワンスパン方式を採用しているのが大きな特徴です。
ワンスパン方式としては日本最長です。
【ワンスパン方式について】
途中に支柱が1本も設けられていないロープウェイは
「ワンスパン方式」とよばれています。
ロープに「重すい」とよばれる
重りをつけることで、
支柱がなくてもたるまずに
客車をつりさげて動かすことができる仕組みです。
客車は線路の役目を果たすロープ(支索)の上を走り、
原動装置とつながったロープ(えい索)が引き上げます。
出発から到着までの距離は約1.7kmです。
ワンスパンロープウェイの運行距離としては
日本ナンバーワンで、所要時間約7分の
空中トリップが楽しめます。
【支柱が一本もない理由】
支柱が一本もない理由としては、
山の自然現象と関係があります。
このエリアは雪崩が多く、
のみこまれれば支柱が流されてしまう
リスクが高いため、あえて建設はしていません。
けれども、そのおかげで視界をさえぎるものがなく、
乗客はパノラマの景色を楽しむことができるのです。
<立山ロープウェイからのタンボ平1>
<立山ロープウェイからのタンボ平2>
【ロープウェイは鉄道の仲間】
ロープウェイは地上を走っている
電車と同じ鉄道の仲間で、
正式な呼び方を索道(さくどう)といいます。
立山黒部アルペンルートには
6つの乗り物が運行しています。
電車線のあるところを電力で動く
トロリーバスや、
車両をケーブルで引き上げるケーブルカーも
同じ鉄道に分類されています。
<立山ロープウェイ・車両>
【立山ロープウェイの特徴】
ロープウェイの下側にはタンボ平が広がり、
秋には一面の紅葉を見ることが出来ます。
また、黒部湖も見えます。
<黒部湖とタンボ平>
【路線データ】
<延長>
水平長 :1638m
斜長 :1710m
走行方式 : 交走式
定員 : 80人
運転時分 : 7分20秒
高低差 : 488m
駅数 : 2駅
<タンボ平(上り)・動画1>
<タンボ平(上り)・動画2>
<タンボ平(上り)・動画3>
【歴史】
1968年(昭和43)10月20日 着工
1970年(昭和45年)7月25日 営業開始
1988年(昭和63年)搬器を更新。
2012年(平成24年)搬器を更新。
【接続路線】
大観峰駅 : 立山トンネルトロリーバス
<立山トンネルトロリーバス>
黒部平駅 : 黒部ケーブルカー
<黒部ケーブルカー>
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