【丹内山神社】
丹内山神社(たんないさんじんじゃ)は、岩手県花巻市東和町にある神社。
本殿などが岩手県から有形文化財に指定されています。
【歴史】
丹内山神社は、かつて大聖寺と呼ばれていましたが、
明治維新のときに神社となり現在の名に改めました。
坂上田村麻呂東征の際に社殿を改築し、
承和年間(834年〜848年)に釈日弘・堂を造り不動明王を安置したといわれております。
源頼義、藤原清衡、安俵城小原氏、
盛岡藩主・南部利敬らの信仰が篤かったとされています。
藤原清衡が、仏像や神領を寄進し、篤く信仰したといわれる神社。
南部領内の総鎮守となった所で、
現在の社殿は文化7年(1810)に再建されたものです。
社堂両外側の腰欄間、脇障子、正面格子扉などが見事な彫刻で飾られています。
【ご祭神】
多邇知比古神(たにちひこのかみ)
天之御中主神(あまのみなかぬしのかみ)
高御産日神(たかみむすびのかみ)
神御産日神(かみむすびのかみ)
宇麻阿志訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)
夫之常立神八十八座
【ご神体の胎内石】
アラハバキ大神の巨石。
1300年以上も前から神社霊域のご神体として
古より大切に祀られております。
当初は蝦夷の磐座だった可能性が高いです。
地域の信仰の神社として栄えてきた丹内山神社は、
坂上田村麻呂、藤原一族、物部氏、安俵小原氏、
南部藩主などから崇敬篤く、領域の中心的な祈願所でした。
安産・受験・就職・家内安全・交通安全・商売繁盛の他、
石の壁面に触れないようにくぐると大願成就がなされ、
触れた場合でも、合格が叶えられると伝えられている
何ともありがたい巨石です。
⇓⇓この部分の裂け目から入るのですが、
壁面に触れないでくぐれるのは子供かな・・と。
大人だと触れるどころか
壁面にはまって身動きできない危険性があるかも??
また、トライするなら今の時期ですかね。
春から秋ですと、蜘蛛やスズメバチなど危険な虫たちが巣を作っていそうです。
身長160センチ以上あり、骨太体型で手足が長いのでトライは見送りました・・・。
小柄な方はぜひ!!
カメラに納まりきれない大きさです。
やはり、実際訪れてこの目で見て、周囲の気を感じることをお勧めします。
巨石から出ている木が角度によっては味わいのある雰囲気となります。
<所在地>
岩手県花巻市東和町谷内2-303
最寄駅:JR釜石線「晴山駅」
東和ICより15分
(路線バスは2017年に廃止されたそうです・・)
【ルート1】
新花巻駅 ⇒ 土沢駅(徒歩95分・車10分)
もしくは晴山駅(徒歩55分・車6分)
丹内山神社二の鳥居(県道284号線(花巻田瀬線)沿い)
古いですが案内の看板があります。
但し、下にある「駐車場」はありませんでした。
車の場合は、上にいきます。
但し未舗装で、車1台分が通れるほどの幅です。
【ルート2】
東和IC ⇒ 【車15分】 丹内山神社
<地図>
未舗装で車1台が通れる位の幅の道です。
対向車がきたらご注意を!!
国道283号線から入る場合はこの未舗装の道を走行します。
青印は駐車場がある所でトイレもあります(冬季は閉鎖)。
<文化財>
本殿の他、以下が県、花巻市の指定文化財、記念物となっています。
指定文化財(県指定)
木造十一面観音立像、経塚、経塚出土品
指定文化財(市指定)
一ノ鳥居、不動明王立像、棟札、社風流神楽
指定記念物(市指定)
付属建物及び境内、爺杉の根
<丹内山神社七不思議1>
【唐獅子】
本殿脇障子の唐獅子をなめると居眠りしないそうです。
<丹内山神社七不思議2>
【つらら】
境内の建物にはつららが下がらないと伝えられています。
<丹内山神社七不思議3>
【肌石】
この石には雪が積もらないと伝えられているそうです。
<丹内山神社七不思議4>
【手水ばち】
この手水ばちは、どんなに青天でも水が乾くことがないそうです。
<相殿>
<木像十一面観音菩薩立像><丹内山神社仏像(不動明王立像)>
<丹内山神社七不思議5>
【竹】
丹内山神社の境内には竹が生えないと伝えられています。
<丹内山神社七不思議6>
【銀杏(ぎんなん)】
神社の境内にある銀杏の葉はどんなに強風でも境内の外に飛び散らないと伝えられています。
(四の鳥居の内側にイチョウがあります)
<丹内山神社七不思議7>
【桐の木】
祖父杉の幹に桐の木が生えていたと伝えられています。
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