武蔵御嶽神社を訪ねて・行き方、現地画像あり~青梅に行ってきました。

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秋晴れの清々しい日、続いては武蔵御嶽神社を訪れました。

【武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)】
所在地:〒198-0175青梅市御岳山176番
御岳山頂(標高929m)の境内にあります。
電 話:0428-78-8500
参拝時間:午前9時から午後4時まで

<由緒・歴史>
創建は第10代天皇である崇神天皇の時代と伝わります。
年代的には紀元前91年頃、だそうです。
その後、行基が736年に蔵王権現を勧請したといわれています。
中世以降、山岳信仰の霊場として発展し、
武蔵・相模に渡る信仰圏を獲得し、現在も続いています。
現在は神社本庁に属していない単立神社です。
明治に入り、神仏分離によって、
それまでの御嶽大権現から大麻止乃豆天神社に改称しました。
ですが、大麻止乃豆天神社であると比定される神社が他にもあったため
(稲城市大丸の大麻止乃豆乃天神社)、御嶽神社と改称しました。
昭和27年(1952年)に現在の武蔵御嶽神社に改称しました。
犬(正式には日本オオカミ)を祀っているので、
願掛けのため、犬を連れた参拝客が近年増えております。

【祭神】
櫛真智命(くしまちのみこと)⇒占いや知恵の神。
大己貴命(おほなむちのみこと)⇒別名は大国主。
少彦名命(すくなひこなのみこと)⇒医薬・酒造・知識の神。
安閑天皇(あんかんてんのう)⇒蔵王権現と同一神格化された第27代天皇。
日本武尊(やまとたける)⇒西国・東国平定に活躍した英雄。

蔵王権現⇒奈良吉野の金峯山寺(蔵王堂)のご本尊。

【ご利益】
「活力向上」「魔除け」「災厄除け」「愛犬の守護」
「浄化」(綾広の滝)
「安産」「産安社」

アクセス
公共交通
JR青梅線「御嶽駅」下車
「御嶽駅」より1番乗り場・バスで「ケーブル下」停留所下車(10分)
(西東京バス「御10・11」)片道280円
バス時刻表

御岳登山鉄道「滝本駅」より「御岳山駅」下車(6分)
ケーブルカー時刻表
運賃:大人・片道590円、往復1110円
小児・片道300円、往復560円


高速中央道「八王子」IC第2出口より国道411号線を青梅方面へ(約50分)。
圏央道「青梅」IC出口より国道411号線を奥多摩方面へ(約40分)。
カーナビ設定は「滝本駅」もしくは0428-78-8121を入力します。
駐車場:「滝本駅」に有料駐車場有。

徒歩
「滝本駅」より山上まで参道を徒歩約1時間。
一般車は滝本駅まで乗り入れ可能ですが、
滝本駅から山頂までは指定車両以外は通行禁止となります。
御岳山駅より徒歩(25分)
ケーブルカーの駅から宿坊までは徒歩6~7分程で、
平たんで舗装されています。
宿坊の立ち並ぶ集落に入ると、
かなり急こう配の坂道があり、おまけに車も走行するので、
注意が必要となります。
ご自分のペースで坂道を登られることをお勧めします。
従いまして、ヒールの高い靴やサンダルは危ないので、
出来るだけ歩きやすく滑りにくい靴でお越しください。
ケーブルカーには愛犬も一緒に乗ることができます。
乗る場所は指定されており、表示されています。

武蔵御嶽神社に到着すると、拝殿まで約330段の階段があります。

(滝本駅)
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(ケーブルカーからの眺め)
滝本駅~御岳山駅間の1.107km、標高差423.6m、
最大勾配斜度25度の急勾配を6分程度で結んでいます。
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(車体)「御嶽(MITAKE)」
御岳登山鉄道は京王グループに属しています。
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リフトはこの時期、土日のみの運行で、訪れた日は運休でした・・。

(すれ違うケーブルカー)

(御岳山駅下車、いざ神社へ)
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(武蔵御嶽神社の遠景)
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(御岳山の案内図)
現在地から急こう配の坂道となります。
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(神代けやき)(樹齢600年~1000年)
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(商店街)
神代けやきを過ぎたすぐです。
ここを抜ければ神社はもうすぐです。
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(神社)
ここから330段の階段を上がります。
左手には手水舎があります。
愛犬用も設置してあります。
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(畠山重忠公の像)
宝物殿の前にあります。
国宝の大鎧を奉納した武者の騎馬像で、昭和56年に建立されました。
歴史に埋もれている感が否めませんが、幕府創業の功臣として重きをなした人物です。
平安時代末期から鎌倉時代初期の武将で鎌倉幕府の有力御家人です。
武勇の誉れ高く、その清廉潔白な人柄で「坂東武士の鑑」と称されましたが、
初代執権・北条時政の謀略によって謀反の疑いをかけられて、
子とともに謀殺されてしまいました。
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<宝物殿>
拝観日:土日・祝祭日
時 間:午前9時30分から午後4時
拝観料:大人500円・子ども300円(団体割引あり)

国指定文化財が6種、
都指定文化財が4種、市指定文化財が1種、
その他多数が宝物殿に展示されています。



(幣殿・拝殿)
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(拝殿からの眺め)
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(本殿)(愛犬入れません)
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(常盤堅磐社「ときわかきわしゃ」)【東京都指定有形文化財】(愛犬入れません)
本社玉垣内にあり、本殿の向かって右奥に位置しています。
祭神は崇神天皇・景行天皇・安閑天皇・清和天皇と狭依比売神ほか96柱ですが、
公式サイトによると、諸国一宮祭神となっています。
社殿は永正8年(1511年)以前に造営された旧本殿で、
一間社流造で漆黒に塗られ荘厳な装飾がほどこされています。
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(奥宮遥拝所)(おくみやようはいじょ)(愛犬入れません)
大口真神社(おおくちまがみしゃ)の社殿後方にあります。
男具那社のある奥の院(標高1077m、神社より西南方向)を拝む場所です。
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(大口真神社(おおくちまがみしゃ))(愛犬入れません)
大口真神を祭ります。
本社玉垣内にあり、御嶽神社の眷属である狼を祀っています。
江戸時代から「おいぬさま」としてあがめられるようになりました。
江戸時代末期に社殿が建てられました。
現在の社殿は昭和14年(1939年)
に建てられた一間社流造の社殿で豪華な彫刻が全体に施されています。
狛犬はオオカミです。
愛犬が皮膚炎でもあるので、お参りしました。

(巨福社)(こふくしゃ)(愛犬入れません)
祭神は埴山姫命(はにやまのひめのかみ)。
農作物を豊かにしてくれる土の神です。
本社玉垣内にあり、本殿の向かって左奥に鎮座しています。
流造の小さな社殿が覆殿に納められています。
土砂災害が多く、土が流されてしまったのでお参りしました。

<その他の玉垣内にある社>(愛犬入れません)
(二柱社)
伊弉諾尊と伊弉冉尊を祭ります。
本殿の向かって左側に鎮座し、社殿は一間社流造の見世棚造です。

(八柱社)
本殿の向かって左側に鎮座し、
春日社、八幡社、䗝養社、八雲社、座摩社、月乃社、国造社、八神社を祭ります。

(北野社)
菅原道真を祭ります。本殿の向かって左側に鎮座し、社殿は一間社流造です。

(神明社)
天照大神を祭ります。
本社の後方に位置し、社殿は神明造です。

(皇御孫命社(すめみまのみこと しゃ))
瓊々杵尊を祭ります。
本社の向かって右側に位置し、瑞垣に囲まれており、
社殿は朱塗りの一間社入母屋造で千鳥破風と唐破風がついています。
もともとは東照社の社殿であり、三つ葉葵の紋なども見られるそうです。

(東照社)
徳川家康公を祭ります。
本社の向かって右側に位置し、
現在の社殿は一間社流造の簡素ですが、
もともとは現在の皇御孫命社の社殿が東照社だったそうです。



<祭礼・行事>
古式ゆかしい祭礼が執り行われています。
中には、非公開の祭礼もあります。
(元旦祭)「1月1日午前8時から」

<<非公開>>(太占祭)(ふとまにさい)「1月3日早朝」
牡鹿の肩甲骨を焙ってその年の農作物の出来不出来を占う神事。
国内では二社のみがおこなっています。
(群馬県富岡市所在の貫前神社)

(節分祭)「2月3日・11時、12時、13時」参加料:1万円

(春季・秋季の大祭)「春:3月8日11時~秋:11月8日11時~」
昇殿料:1000円

(奉納俳句)(奉納剣道)
(日の出祭)「5月7日20時~8日12時」

(大々神楽(だいだいかぐら))「6月~11月:第4日曜/6月第3日曜/10月体育の日」

(夏越しの大祓(なつごしのおおはらえ))「6月30日午後5時~」

(流鏑馬神事)(やぶさめしんじ)「9月29日夕方」

(修行体験講座)「6月・7月・9月の日帰り又は1泊2日」<事前予約が必要>
修行内容:滝行・大祓行法・鎮魂・山駆け
年齢資格:18歳から65歳までの健康な男女
定員:30名
参加費用:5000円・10000円・15500円
(宿泊費・指導料・教材費など)
問い合わせ及び申し込み:社務所祭事部0428-78-8500

(宿坊一望)
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