【十国峠】
その昔、十の国
伊豆、相模、駿河、
遠江、甲斐、安房、
上総、下総、武蔵、信濃と
五島
<大島・新島・神津島・三宅島・利島>
が見えたことからその名がついたといわれています。
十国峠は伊豆と本州の衝突以降にできた
湯河原火山という古い火山の一部です。
地球の表面を覆う「プレート」のうち、
4つのプレートも見渡すことができます。
但し、太平洋プレートは海の底です。
このように伊豆半島の成り立ちを
物語るさまざまな地形を一望できます。
日金山の頂上からは、
北に富士山、西に駿河湾、
東に相模湾の景色が広がっています。
標高776mの日金山の山頂十国峠頂上へは
十国峠ケーブルカーがおススメです。
姫の沢公園から約1時間半、
トレッキングで訪れることもできます。
<駿河湾>
<真鶴半島方面>
<レストハウス・駐車場・沼津方面>
なお気象条件によっては、
山頂にある頂上展望台の望遠鏡から
東京タワーや東京スカイツリーも見ることが可能、とのことです。
2016年3月1日付で十国峠は国の登録記念物になりました。
【箱根 十国峠ケーブルカー】
十国鋼索線(じゅっこくこうさくせん)は、
静岡県函南町の十国登り口駅から
十国峠駅に至る伊豆箱根鉄道のケーブルカー路線です。
通称は「箱根 十国峠ケーブルカー」です。
箱根と伊豆を結ぶ
静岡県道20号熱海箱根峠線(十国峠ドライブウェー)
の途中にある無料休憩所(ドライブイン)の
十国登り口駅と、
展望台のある十国峠駅を結んでいます。
十国峠駅は函南町と熱海市の境にあります。
十国峠駅の南には眺めの良い芝地が整備され、
風の弱い日にはピクニックなども楽しめます。
また、その先には山腹にある姫の沢公園へと繋がる歩道があり、
アスレチック広場もあり、
子供連れのご家族やハイキング客などが訪れています。
なお、十国峠へはケーブルカーを使う以外にも、
熱海峠の伊豆スカイライン熱海峠ICの近くからも、
芝地近くの姫の沢公園ハイキングコース入口
(峠の駐車場あり)まで行くことができるとのことです。
公式サイトより⇓⇓⇓
十国峠山頂からハイキング
【運行形態】
おおむね15分毎の運行で、所要時間は3分です。
<動画1・ケーブルカーに乗って>
【車両】
1と2の2両があります。
どちらも開業時に製造された車両です。
1号車(青)には「日金」、
2号車(赤)には「十国」の愛称が付けられています。
車体塗装は以前は2両ともにライオンズカラーでしたが、
2018年7月より開業当時のデザインを
モチーフに車体中央部に富士山をアレンジした
新塗装が採用されています。
【駅一覧】
十国登り口駅⇔十国峠駅
<動画2・ケーブルカーのすれ違い>
【路線データ】
路線距離(営業キロ):0.3km
軌間:1435mm
駅数:2駅(起終点駅含む)
高低差:101m
【十国峠・山頂】
<源実朝の歌碑>
「箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波の寄る見ゆ」
詩歌を愛した鎌倉幕府の将軍源実朝は、
二所詣のため鎌倉から
箱根権現・伊豆山権現に参詣する途中で、
いくたびもこの峠を越えていました。
この歌は22才のときに詠まれたといわれています。
<二所詣>
伊豆山権現(伊豆山神社)と、
箱根権現(箱根神社)の二つの権現のことです。
この二つの権現に更に
三嶋社(三嶋大社)の三つに参詣することでした。
源実朝の父である源頼朝が、
源氏再興の旗揚げの際に、
この三ヵ所の神社に必勝祈願し、
また援助を受けたとしてこの二所詣を始めたとされています。
<十国峠キャラクター「さねともくん」>
21世紀、
源実朝は「さねともくん」として
こよなく愛した十国峠を見守っているのです。
そんなさねともくんの将来の夢はケーブルカーの運転手に
なることなのだとか・・・。
嫌いな事は・・木の陰からワッと脅かされること、だそうです。
(引用元:十国峠ケーブルカー公式サイトより)
「さねともくん」は源実朝公をモチーフとした
十国峠のオリジナルキャラクターです。
十国峠レストハウスにて
「さねともくん」Tシャツなど販売しているそうです。
<小堀春樹氏をたたえる記念碑>
この記念碑は、
小堀春樹氏が電気事業界および有志に呼びかけて
航空灯台献納会を創設し、
その浄財によってここ十国峠ほか8箇所に
航空灯台を建設して政府に献納。
十国峠には昭和7年(1932年)11月28日に
完成と記録されています。
夜間航空の安全を企図した功績を記念して
昭和14年(1939年)11月、
峠の中腹に記念碑が建立されました。
故人30周年忌にあたる
昭和43年(1968年)11月に、
近親者によって元灯台の建設地であった
この地点に移設されました。
<十国碑>
十国五島を俯瞰(ふかん)できることから、
この峠の名ができました。
今から230年以上前の天明3年(1783年)8月、
景色の素晴らしいことを後世に伝えようと
建てられた古い「いしぶみ」です。
記念碑には文字通り
「伊豆国加茂郡日金山頂からは、
十国五島を見渡すことができる。
相模(神奈川県)、
武蔵(神奈川県と東京都)、
安房・上総・下総(千葉県)、
遠江・駿河・伊豆(静岡県)、
信濃(長野県)、
甲斐(山梨県)が見える。」と記されています。
<十国峠山頂駅>
<お地蔵様>
【愛犬の乗車について】
ケーブルカーは、リード着用で
愛犬と一緒に乗車可能です。
<乗車および場内でのお願い>
犬は一匹往復200円、片道100円で
リードのまま乗車できます。
狂犬病・混合ワクチンの
予防接種を受けていないリードでの
ワンちゃん等、ペットは利用できません。
十国峠レストハウス1階売店および、
十国峠ケーブルカー山頂駅2階展望台は
愛犬等、ペットの入場はできません。
ケーブルカー混雑時・多客時は
乗車できない場合があります。
他のお客さまへのご配慮をお願いいたします。
リードでのワンちゃん等、
ペットと絶対に離れないようにしてください。
リードから手を離さないでください。)
立木や柵などにつないだままにして離れないでください。
リードでのワンちゃん等、
ペットの排泄物は、
飼い主の責任で処理をお願いいたします。
リードでのワンちゃん等、ペット同士の接触・咬傷、
他の客への加害事故やトラブルが生じた場合は、
飼い主自己責任で解決することになりますので、
十分ご注意ください。
山頂のドッグランは、
ドッグラン入り口注意事項をよくご覧のうえ
ご利用ください。
安全と秩序を守るため、
ケーブルカー乗車の際は係員の指示に従ってください。
ペットキャリーの貸出しあり。
【十国峠山頂 フリードッグラン】
大・中型犬優先と小型犬専用の2面あります。
<小型犬専用>
<大・中型犬優先>
<ペット用の洗い場>
※駐車場からレストハウスへ行く階段広場にあります。
公式サイトより⇓⇓⇓
十国峠山頂 ドッグランのご利用について
【所在地】
〒419-0101
静岡県田方郡函南町桑原1400-20
<電話番号>
0557-81-6895 (十国峠ケーブルカー)
<営業時間>
ケーブルカー
午前8時50分~午後4時50分
<定休>
年中無休
※メンテナンスや天候、世情により
臨時休業する場合あり。
<料金>
ケーブルカー往復(2021年現在)
大人(中学生以上)730円・こども370円
※下記日程はこども無料です。
2021年8月21日・8月29日・10月16日
【駐車場】
320台・大型22台
駐車料金:無料
【アクセス】
JR「熱海」駅より
元箱根方面行きバスにて約40分⇒十国峠登り口下車
<箱根 十国峠レストハウス>
TEL:0557-83-6211
FAX:0557-81-5377
〒419-0101 静岡県田方郡函南町桑原1400-20
受付時間:
午前8時40分~午後5時
源実朝~3代将軍にて天才歌人~繊細で思慮深く秘めた志あり、やがて雪の中に散っていく。
伊豆山神社~頼朝が伊東祐親より逃げ込み、政子との逢瀬を重ねた伊豆の地名の発祥の地
冷川(ひえかわ)不動尊~高源寺の不動院と伝わる場所~優しい雰囲気の滝があります。
高源寺~源頼朝が石橋山合戦出陣旗揚げ及び挙兵の密議をしたという場所
北条宗時~北条時政の嫡男であったが石橋山の戦いで散る~異説有り。
工藤(狩野)茂光~伊豆半島最大の勢力を築いた狩野氏~末裔に絵師集団「狩野派」がいます。
修善寺温泉~伊豆最古の湯治湯で歴史・文学・豊かな自然が調和よくブレンドされた処です。
小室山観光リフト・空と海が一体化する360度のパノラマ風景で心身ともにリフレッシュ!カフェもオープン。