目黒不動尊に行ってきました!五色不動の一つ・最寄り駅は東急目黒線「不動前」駅。

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先日、目黒不動尊(めぐろふどうそん)に参拝してきました。
目黒不動尊は通称・で、正式名称は「泰叡山護國院 瀧泉寺」といいます。
読みは「たいえいざんごごくいんりゅうせんじ」です。
江戸三大不動・江戸五色不動の一つです。
なお、
<江戸三大不動>
・薬研掘不動院(やげんぼりふどういん)・中央区東日本橋にある真言宗智山派の寺院である)
(真言宗智山派大本山川崎大師平間寺の東京別院となっている)
・目黒不動(下記記載)・目白不動(下記記載)
<江戸五色不動>
・目黒不動(この記事)
・目白不動(金乗院(こんじょういん)・豊島区にある真言宗豊山派の寺院である)
・目赤不動(南谷寺(なんこくじ)・文京区にある天台宗の寺院である)
・目青不動(最勝寺(さいしょうじ)・世田谷太子堂にある天台宗の寺院である。通称は教学院(きょうがくいん))
・目黄不動(最勝寺(さいしょうじ)・江戸川区平井にある天台宗の寺院である)
・目黄不動(永久寺(えいきゅうじ)・台東区三ノ輪にある天台宗の寺院である)
5種6個所の不動尊の総称で、五行思想の五色(白・黒・赤・青・黄)
の色にまつわる名称や伝説を持つ不動尊を指し示す総称のことです。
いわば江戸城を護る「ゴレンジャー」みたいな感じですね。
方角は、「白⇒西」・「黒⇒北」・「赤⇒南」・「青⇒東」・「黄⇒中央」
を表しているそうです。
ただ、諸説によりますが、江戸時代以前には、目白と目黒しかなく、
目赤は江戸時代になってからで元々は伊賀の赤目に由来する「赤目不動」があったそうですが、
三代将軍の家光公の命によって目赤と名乗るようになったとの逸話が残されております。
五色不動とは、密教陰陽五行説に由来するもの、なんだそうです。



目黒不動尊の縁起によりますと、歴史は古く、
江戸時代の遥か昔、今からさかのぼること1100年前、
西暦で言うと808年に円仁が下野国から比叡山に赴く途中に不動明王を安置して創建したと伝わります。
今の様に繁栄したのは、江戸時代になって三代将軍家光公からとなります。
更に1800年代、江戸の三富と言われた「富くじ」が行われましたが、
享保の改革であえなく中止となってしまいました。
その後、寺院の由来となった「独鈷の滝(とっこのたき)」を浴びると病気が治るとされて、
多くの信仰者でにぎわい、一般庶民の行楽地として親しまれたそうです。
独鈷の滝⇒⇒目黒不動尊の滝1
独鈷の滝の場所は、場所的には本堂へと登る石段下の左手に位置した池の事で、
2体の龍の口から水が吐き出されております。
伝承では、円仁が寺地を定めようとして独鈷(とっこ、古代インドの武器に由来する仏具の一種)を投げたところ、
その落下した地から霊泉が涌き出し、今日まで枯れることはないということです。
なお、大河ドラマ「西郷どん」の主人公・西郷隆盛がこの独鈷の滝で、
主君・島津斉彬の健康快癒を願ったと言われているそうです。
また、落語に出てくる「目黒のさんま」はこの辺りが舞台なんだそうです。
門前町としてかなり栄え、
名産品としては「タケノコ」を使ったタケノコご飯と、
棒状に伸ばした練飴(白玉飴)を包丁でトントン切っていく目黒飴が人気であったそうです。
また、様々な工夫の品もあったそうで、
餅花という細い竹にしんこ餅を付けた物や粟餅などもあったとのことです。
なお、タケノコは江戸後期に薩摩藩より移植したものが商品作物として普及した品とのことです。
急な石段を登ると本堂があります。
目黒不動尊本堂
本堂の中は写真撮影禁止となっております。
本堂の脇の回廊を歩くと大日如来像があります。
膝前で印を結ぶ胎蔵界大日如来像で1683年の作とのことです。
目黒不動尊大日如来
更にこの背後には、この地の元々の地主神が祀られております。
ひっそりとして、まるで隠すような感じなのですが、
水が湧いていることから、
創建のもっと以前からこの地はパワースポットだったと推測できます。
この辺りは土地のアップダウンが激しく、台地の先端であるので、
地下水が丁度出てきていたのかもしれません。



目黒不動尊の最寄り駅は東急目黒線の「不動前」駅で徒歩約10分弱です。
なお、東急線全線で使用できるお得な切符があります。
東急ワンデーオープンチケット
料金は大人660円、子供330円で、
東急線全線が1日乗り放題となるお得な切符です。
東急線には、
東横線・目黒線・田園都市線・大井町線・池上線・東急多摩川線・世田谷線・こどもの国線
があり、発売箇所は世田谷線・こどもの国線以外の各駅の発売機で購入できます。
なお、電車のみの対象となるので、東急バスを利用した時には、
別料金となりますのでご注意ください。
東急線・東急バス1日乗り放題のチケットもあります。
こちらは期間限定発売で今年は、
2018年4月27日(金)から8月31日(金)までとなります。
発売箇所は、世田谷線・こどもの国線以外の各駅の発売機で購入できますが、
東急バスの車内及び営業所では発売はしておりません。
おとな1000円、こども500円で
横浜高速みなとみらい線は、利用できません。
また、空港連絡バス、高速乗合バス、通勤高速バス、溝の口駅~新横浜駅直行バス、
深夜急行バス、コミュニティバスも、利用できません。
深夜バスをご利用の際は、普通運賃と深夜バス運賃の差額を支払うそうです。
東急大井町線ですが、有料座席指定サービスを開始する予定だそうです。
時期は2018年の冬からの予定で、
区間や曜日は、平日夜間の田園都市線直通急行で、
大井町から長津田までの間となります。
なお、5月6日までこのサービスの愛称を募集中で、
公式サイトから応募できます。
京王線が既にこうしたサービスを開始しています。
愛称は「カエル」です。
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