中学校の修学旅行への道~梅雨時の京都・奈良へ~①集金と懐事情、班別学習。

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今年の6月には子供の中学校(ちゅうがっこう)の修学旅行(しゅうがくりょこう)があります。
私の時代もそうでしたが、やっぱり梅雨時の修学旅行なのです。
農業を営む方々には申し訳ないのですが、
梅雨の中休みを期待してしまいます。
さて、その修学旅行の中身ですが、
行先はこれも変わらずの京都・奈良です。
でも、一方でかなり変わったところもあります。
それは、行先を班単位で決めて、
各々の班で京都での観光コースが異なる点です。
これを班別学習(はんべつがくしゅう)と呼ぶそうです。
中学2年生から、行先を決めていくのですが、
中3になってクラス替えをして、
そのクラス内で更に班を分けての行動になるので、
中2から行先を話し合う必要性があるのか、親としては疑問が残ります。
中3になってからの班ですが、実は2種類あります。
男女混合の6人班と男女別の4人班で、
4人班は半日での貸し切りタクシー利用です。
京都での行動のメインは6人班で、
1日かけての班別行動(班別学習)となります。
従って、こちらの班での計画がより綿密に立てられていくわけなのです。
6人班は、修学旅行でのメインの行動を共にするので、
クラスによっては仲の良さを考慮したメンバー構成になるようですが、
子供の担任はあえて6人班は、
普段話したことのない、或いはこの学年で初めて
同じクラスになった者、または出身小学校が異なる者同士で構成し、
貸し切りタクシーで行動する4人班は、中学1年から考慮されて判明した
仲の良い基本的に同性同士のメンバーで構成されることになりました。
最も、子供が所属する6人班は、確かにクラスはこの学年で初めてだったり、
ほぼ出身小学校が異なる構成でしたが、メンバーの過半数が、
同じ幼稚園出身で、実は顔見知りだったのでした。
子供たちは結構覚えているものなのですね。



そして、この班行動の時にかかる費用は、貸し切りタクシー代以外は、
予め決められた額を持参する予定のお小遣いから支払っていくのです。
まだ、お小遣いの額は確定はされてはいません。
保護者会の時に、担任の先生は1万円と提示しましたが、
京都は物価が高く、拝観料もそれなりにしますので、
もっと高くしないと足りなくなってしまうのではないか、と意見を述べました。
お昼ご飯代も自分たちで、電車やバス代などの交通費も自分たちで支払うのです。
また、貸し切りタクシーで回る場合の駐車場代も自分たちで支払うのです。
そして、お土産も必ず購入するように決められています。
神社仏閣に詣でるのですから、お札や御守りも受けたいですよね。
子供たちが話し合った中間報告では、
ざっと2万円弱はかかりそう・・との事です。
最も、中には時間とお金を節約するために、お昼タイム無しの計画を立てて、
提出した「ブラック班」もあった模様ですが、それは再検討ということで戻されたようです。
ただし、実際には、
レストランに入ってゆっくり食事をする・・・時間はありません。
でも、食べ歩きは厳禁、なんだそうです。
うーん、辛いですねぇ。
おそらくお昼はコンビニになりそう、とのことです。
女子側からはブーイングが出たそうですが、より多く回るために妥協したみたいです。
本日、修学旅行の集金がありました。
銀行振り込みではなく、現金持参でした。
金額は55,000円で決してお安いものではありません。
特に、双子のお子さんを持つ保護者からは悲鳴が上がっています。
分割払いも個別相談次第で応じる、とのことですが、
基本的には現金一括払いです。
しかも、ゴールデンウイーク明け直ぐという、
1年のうちで数回は必ずある、ちょうど家計のピンチの時に集金です。
修学旅行の集金額は、中学2年生の時のラストの保護者会で説明がありましたので、
事前準備はできますが、3月はご家庭事情によっては、
最も出費が多い時期になりますので、
もう少し早くから説明があっても良いかもしれません。
6人班の班別学習は、計画書は既に完成し、担任に提出してあるそうです。
絶対外せない場所2カ所は子供が所属する6人班では回るそうですが、
中には、マイナー路線?であえて外している班もあるようです。
ちなみに絶対外せない場所は「金閣寺」と「清水寺」です。
そして、受験生なので「北野天満宮」に行って、お札類を受ける予定なんだそうです。



今週中にも、4人班のメンバー発表があるそうで、
今度は4人班での判別行動の計画書を立案し、提出し、
参するお小遣いの額が確定する様です。
4人班は、公上では、まだシークレットですが、
秘密裏では既にメンバーが判明している様で、
こっそりと行動案を練っているようです。
貸し切りタクシーなので、少し遠出が出来るというので、
子供は、「伏見稲荷大社」を検討している様です。
なお、現地では各班ごとに大学生のガイドが付く模様です。
子供の自主性を重んじるのは良いのですが、
その一方で中学生だけでの行動はいささか不安がありましたので、
現地の大学生がつくことによって、その不安は解消されました。
ただ、まだ不安要素は残っています。
当日は東海道新幹線の駅に直接集合なのですが、
その駅まではおのおの、自力でいかなければなりません。
しかも丁度、通勤・通学ラッシュのピーク時と重なるのです。
その凄まじさは学区内の公立中学校に、のんびりと徒歩で通っている
中学生には全く知る由もありません。
恐らく、想像すら出来ない光景だと思うのです。
中には、集合場所まで保護者の車で向かう、というご家庭もあるようですが、
それはよほどの特別な事情に限っての事なので、
大半は、自宅の最寄り駅から、
旅行の荷物をかかえた状況で、通勤・通学ラッシュにもみくちゃにされながら、
電車に乗車しての集合となるようです。
一度、土曜参観の代休の日に、
シュミレーションで乗車してみようかとの案も家族で出ている程です。
私の時も、東海道新幹線の停車駅に集合でしたが、
集合駅までは、混み合う電車とは逆の下り線の電車に乗車したので、
さほど苦にはなりませんでした。
実は、高校の時も、京都・奈良方面(&神戸)でしたが、
その時は、学校からクラス単位での観光バスで向かいました。
子供は、修学旅行のカバンは、スーツケースを使う、言っていますが、
果たして激込みの通勤・通学電車に子供が諸々耐えられるのか・・やっぱり不安が残ります。
でも、小学校の時に購入して使用したボストンバックでは「入りきらない」ようです。
ちなみに、スーツケースは、小学校の時は使用禁止でしたが、
中学校では使用は許可されている模様です。
このように、修学旅行に無事に出発するまで、
まだまだ乗り越えなくてはならないものがいくつかありますが、
お小遣いの具体的な額の確定や、
持ち物など決まりましたら、またご報告する予定です。

中学校の修学旅行への道~梅雨時の京都・奈良へ~②持ち物とお小遣い。