次の場所は成就院(じょうじゅいん)です。
極楽寺トンネルの横の橋を通って、駅方面にはいかずにまっすぐと歩きます。
極楽寺・極楽寺トンネルの江ノ電の動画付き~もうひとつの鎌倉あじさいめぐり~
成就院は、極楽寺から徒歩で5分もかかりませんが、
狭く、下り坂道を歩くので、走行中の車両にご注意ください。
下り坂から、成就院の看板が見えてきたところで、階段を上ります⇓⇓
【成就院(じょうじゅいん)】
午前8時に開門~午後5時に閉門。
冬期 11月1日~3月1日 午後4:30閉門。
なお、ご朱印は午前9時~お書きいたします。
拝観料は志納です。
公衆トイレはないので、極楽寺駅のトイレで済ませてください、との事です。
住所 〒248-0023 鎌倉市極楽寺1-1-5
電話 0467-22-3401
最寄り駅 江ノ島電鉄 極楽寺駅 徒歩3分
駐車場 江ノ電長谷駅周辺の有料駐車場をご利用下さい(徒歩5分)
<歴史>
正式名称:真言宗 大覚寺派 普明山(ふみょうざん)法立寺(ほうりゅうじ)成就院(じょうじゅいん)
護摩修法が行われていたこの地に、鎌倉幕府(三代執権北条泰時)が、
1219年に成就院を建立した。
1333年、新田義貞の鎌倉攻めで焼失し西ヶ谷に移ったが、
1688年元禄元年、江戸時代に<中興の祖 祐尊>により元の地に再建され、現在に至ります。
當山は108段の階段を上った山上にあり、
由比ヶ浜を一望する眺めは鎌倉を守る要所であったことを偲ぶ事ができます。
<本堂>
本尊 不動明王
大日如来
聖観世音菩薩(鎌倉33観音21番札所)
弘法大師座像
地蔵菩薩
また、境内に本尊不動明王の御分身として境内に祀られています。
願い事をお書き頂いた護摩木を不動明王 護摩壇で祈願してくださるそうです。
子授け・安産・子育ての功徳のある子安地蔵菩薩も境内に祀られています。。
二つの丸い子生み石は、その石をなでるとご利益がある霊石とのことです。
<成就院からのお知らせ>
毎年6月中は(6月1日~7月第1日曜まで・今年は6月1日~7月1日)
御朱印は書き置きをお渡しさせて頂いており、
(引用元:公式サイトより)
境内のあじさいはまだ黄緑色でした。
海側の参道にあるあじさいは色づき始めています⇓⇓⇓
もう一枚どうぞ⇓⇓⇓
海側の参道からの由比ヶ浜です⇓⇓⇓
晴れ上がって、空気が澄んでいれば、もっともっと綺麗な景色が眺められることでしょう。
階段を下りて、道路の反対側にわたります。
下り坂のカーブなので、走行中の車両に十分お気を付けください。
途中、【星ノ井(ほしのい)】がありましたので、撮影しました⇓⇓⇓
<星ノ井とは?>
鎌倉十井(井戸)の一つだそうで、実際に昭和初期まで名水として売られていたそうです。
この井戸をのぞくと、昼間でも星が見えるとの云い伝えがあるそうです。
今は写真の通り、ふたがしてあり中を覗いてみることはできません。
奈良時代・天平時代の僧である行基がこの地を訪れ、
この井戸を覗いていると、虚空菩薩の姿が見えたとか・・・。
そして、行基は、その虚空菩薩のお姿を仏像に彫り、お堂を建立したそうです。
そのお堂は【星ノ井】の隣にあり、<虚空蔵堂>といいます。
鎌倉十井
また、極楽寺~成就院~星ノ井~由比ヶ浜に至る道は
<極楽寺坂切通(ごくらくじざかきりどおし)>と呼ばれ、鎌倉七口の一つです。
歴史を紐解けは、鎌倉幕府討幕時の戦いである、新田義貞の鎌倉攻めに出てきます。
新田義貞率いる討幕軍と鎌倉幕府軍がここで激突しますが、
幕府軍がこれを跳ね返します。
新田義貞はここでの突破攻略はできないと判断し、稲村ケ崎に回り、
鎌倉へ侵入し勝利を収めるのです。
鎌倉七口(かまくらななくち)とは、三方を山に囲まれた鎌倉への陸路の入口を指す名数の事です。
このほか、大仏切通・化粧坂(けわいざか)・亀ヶ谷坂・
巨福呂坂(こぶくろざか・小袋坂)・朝比奈切通・名越切通(なごえきりどおし)があります。
そして、次の目的地へと向かうべく、更に坂を下ったのでした。
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