瓜割の滝~安倍晴明も訪れた水の郷~名水100選・おいしさ部門第2位

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【瓜割の滝(うりわりのたき)】 

瓜割の滝(うりわりのたき)は、
福井県三方上中郡若狭町にある湧水から生ずる滝で、
1985年(昭和60年)名水百選に選ばれるとともに、
若狭町として水の郷百選を代表する名水です。
おいしさ部門では「第2位」となりました。
所在地:福井県三方上中郡若狭町天徳寺38-3
瓜割名水公園

【概要】
湧水の流量は4500t/日。水温が11.7℃と冷たく、
冷たさで瓜が自然に割れたとの故事から「瓜割の滝」と呼ばれています。
泰澄大師が開いた天徳寺(真言宗)の境内奥の森中にあります。
瓜割の滝

滝周辺は元々「水の森」と呼ばれる修験者の修行地で、
また朝廷の雨乞いを司る祈祷所だったとされています。
また、水中には紅藻植物のヒルデンブリンディアリブラリス(Hildenbrandia rivularis、
ヒルデンブリンディア属(英語版)の一種)が繁殖しているため、水中の石が赤く染まっています。
瓜割の滝 看板



【若狭瓜割名水公園】
「瓜割の滝」は昭和60年環境省の「全国名水百選」の一つとして認定されています。
そして平成8年には国土交通省の「水の郷」にも認定されています。
料金 入園無料、瓜割の水を持ち帰る際は清掃協力費300円必要
お問い合わせ先 名水の里 0770-62-0186
若狭瓜割名水公園 案内板

<瓜割の名水>
本当に美味しかったです。
軽やかでまろやかな口当たりで
ごくごく飲めて、のどごしもよく
スーッと体に浸透していく感じです。
関西の水は東日本よりは若干軟水傾向なのだとか。
瓜割の水
お豆腐やくず餅などに本当に合いそうです。

【庭園】
あづまや付近は、四季折々の花々が咲き誇ります。
特に、「あじさい広場」が圧巻であり
約1万株のあじさいが咲くそうです。
例年では6月中旬~下旬、とのことですが、
最近の傾向としてやや早めとなっていると思われます。
そして花菖蒲もあるので、
同時期或いはやや前後して開花します。
あじさい
※写真はイメージです。

<花菖蒲>
花菖蒲
※写真はイメージです。

【石仏八十八ヶ所】
その昔弘法大師が四国八十八ヶ所を模した霊場を開くために、
佐渡の石工に八十八体もの石仏を刻ませたと伝えられています。

【馬頭観世音】
養老年間、天徳寺の開基、
泰澄大師が宝篋ヶ山で彫ったと伝えられています。
その後、天徳年間にここへ移されました。
17年ごとに中御開帳を行っています。

【宝篋山/天徳寺】
高野山真言宗のお寺で天徳寺縁起によれば、
今からおよそ1300年前の養老年間、泰澄大師の開基と伝えられています。
平安時代に村上天皇の勅願寺となり、
その時の年号天徳が名付の由来と言われています。
【起源・水神由来】
起源を、門前の湧き水の水神に対する強い信仰によるものとする説もあります。
すなわち、水源地である水の森に祀る水神(ここでは不動明王)に
対する近郷の信仰は篤く、
旱魃の際に近郷こぞって雨乞いの祈願をした記事が
いくつかの史書から確認できることからも
水神信仰に起源をおいたことは明確ともいえます。
安倍晴明も雨乞いのためにこの地を訪れたと伝わっています。
瓜割の滝 天徳寺

<境内奥の森>
天徳寺 森

<瓜割の滝・動画1>
清流の爆音をお聴きください。
流れる滝、というよりこんこんと湧き上がる滝です。
清流の澄んだ水の色と森の濃くなる緑と木漏れ日の光は
まるで別世界の様です。
しばしお寛ぎください。

<瓜割の滝・動画2>
水温は1年中ほぼ一定で11~12度なんだとか。
まろやかでせせらぎのようです。



<地図・青印は駐車場入り口付近>

【交通アクセス】
JR小浜線「上中駅」下車、徒歩約15分
舞鶴若狭自動車道若狭上中インターチェンジから国道27号を小浜・舞鶴方面へ

【お土産】
<瓜割の名水と若狭の梅で作った梅サイダーと梅酒>
瓜割の名水 土産

<瓜割の名水と若狭の梅で作った梅サイダーと梅酒・原料など>
瓜割の名水 土産

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