【高幡不動尊金剛寺】
正式名称は金剛寺(こんごうじ)です。
東京都日野市高幡にある
真言宗智山派別格本山の寺院です。
高幡不動尊の通称で知られております。
本尊は大日如来。
高幡山明王院金剛寺と号します。
【所在地】
東京都日野市高幡733
<地図>
青印は通常の駐車場の出入り口付近です。
【歴史】
草創は古文書によれば
大宝年間(701年⇒704年)以前とも、
奈良時代の行基菩薩の開基とも伝えられますが、
寺伝によれば平安時代初期に
円仁(慈覚大師)が
清和天皇の勅願により
東関鎮護の霊場を
高幡山の山上に開いたのが始まりとされてます。
江戸時代、真言宗関東十一檀林の談義所として、
多くの学僧を輩出しています。
以来、「高幡のお不動さん」と呼ばれ
人々の信仰を集めているとのことです。
毎月28日の縁日には多くの参詣者で賑わいます。
成田山新勝寺などとともに、
関東三大不動のひとつとされています。
なお、関東三大不動の他の1つは
◆不動ヶ岡不動(總願寺)
◆大山不動(大山寺)あるいは
◆高山不動(常楽院)とされています。
【土方歳三の菩提寺として】
新選組副長として活躍した
土方歳三の菩提寺である縁から、
境内には土方歳三の銅像や殉節両雄の碑があります。
土方歳三の墓のある
愛宕山石田寺(あたごさんせきでんじ)は
末寺のひとつです。
【あじさいの名所】
都内有数のアジサイの名所としても知られ、
6月上旬には境内奥の山には山アジサイが咲きます。
その他のあじさいは6月終わり頃までが見ごろです。
1982年10月1日に
新東京百景(しんとうきょうひゃっけい)の
69番(順位ではなく番号)に選ばれています。
【交通アクセス】
京王線 高幡不動駅下車徒歩2分
多摩都市モノレール 高幡不動駅下車徒歩5分
<奥殿>
千年ぶりの修復を終えた丈六不動三尊像を中心に
たくさんの文化財を収蔵・展示する為の御堂で
1階が展示室、
2階が収蔵庫になっています。
(月曜日休館)
休館日は月曜日です。
※有料拝観です。
大人:300円
<大日堂>
大日堂は高幡山の総本堂です。
江戸時代安永8年の大火で焼失し、
長く仮本堂のままでしたが、
昭和57年から5年の歳月をかけて
根本改修工事が行われたとのことです。
新堂は鎌倉時代様式で入母屋造り、
本瓦葺・内陣総漆仕上で
材木は尾州檜が使われています。
大玄関は桃山時代様式です。
有名な鳴り龍天井や優れた彫刻群、
幽玄な内陣荘厳等の鑑賞ができます。
土方歳三の位牌も安置しています。
大人:200円