浄蓮の滝~女郎蜘蛛伝説~「天城越え」にも登場する日本の滝百選

「浄蓮の滝~女郎蜘蛛伝説~「天城越え」にも登場する日本の滝百選」のアイキャッチ画像


【浄蓮の滝】

浄蓮の滝(じょうれんのたき)は、
静岡県伊豆市湯ヶ島にある滝です。
日本の滝百選の一つとなっています。

<案内板>
浄蓮の滝 案内板

【浄蓮の滝について】
滝は狩野川の上流部、
天城山の北西麓を流れる本谷川にあります。
1万7000年前に伊豆東部火山群の
鉢窪山スコリア丘が噴火した際に流出した
玄武岩溶岩流を流れ落ちる直瀑です。
落差は25m、幅は7mで岩盤には柱状節理が見られます。

岩と浄蓮の滝

【柱状節理】
滝をつくる崖には、溶岩が冷える過程で作られる、
規則的な柱状の割れ目がみられます。
これを柱状節理といいます。
流れ落ちる滝により一層の美しさを添えています。

【名称の由来】
かつて滝の付近に「浄蓮寺」という寺院があったことから
「浄蓮の滝」という名称がついたと伝わっております。

【ハイコモチシダ】
周囲には日本では
伊豆半島と熊本県にのみ自生が確認されている
「ハイコモチシダ(ジョウレンシダとも)」
の群生地があり、
静岡県指定の天然記念物にもなっています。

ハイコモチシダ

【浄蓮の滝周辺】
無料の駐車場が完備されており、
傍らには土産物店が並んでいます。
滝は駐車場から谷をかなり降りたところにあるので、
足腰の弱い高齢者には厳しい面があります。
ちなみに階段は200段あります。
また、上りもかなりきつく、
無理のない速度で上がってこられることをお勧めします。
滝壺の近くにも主に名産のわさびを中心とした
土産物店が並んでいます。
また、沢に沿ってワサビ田が広がる光景が見られ、
見学路がありますが、ワサビ田自体には
関係者以外は立入り禁止となっています。

<ワサビ田>
浄蓮の滝 ワサビ田

【女郎蜘蛛伝説】
女郎蜘蛛の精、
滝壺には
ジョロウグモの化身が棲むとの伝説があります。

むかし樵夫が、
落とした鉈を探しに滝つぼの中に入ると
美しい女性と出会いました。
その女性と姿を見たことについては
公言をしない約束をしましたが、
「滝の主は女郎蜘蛛だ」と村人から聞き、
その出来事を話すと樵夫は
深い眠りについてしまったとのことです。

<滝つぼ>
浄蓮の滝 滝つぼ

【天城越えの歌碑】
滝の脇には、
演歌歌手・石川さゆりのヒット曲である
「天城越え」の歌碑があります。

「天城越え」の歌詞には浄蓮の滝が登場します。



【営業時間】   
【売店】   
午前8時30分~午後4時30分
【食堂】
午前10時30分~午後2時30分(オーダーストップ)
【駐車場】 
駐車場は市で管理する、
浄蓮の滝無料駐車場をご利用ください。
【トイレ】
 駐車場にあるトイレは24時間利用可能です。

【所在地】
〒410-3206 静岡県伊豆市湯ヶ島892-14

【交通アクセス】
【電車・バス】
<東京・名古屋・三島方面から>
JR三島駅から伊豆箱根鉄道へ乗り換え、
終点修善寺駅より東海バス河津行きまたは
昭和の森会館行きでバス停「浄蓮の滝」下車。

伊豆箱根鉄道・三島駅から修善寺駅 約40分
東海バス・修善寺から「浄蓮の滝」 約35分

<南伊豆・東伊豆から>
伊豆急行河津駅より東海バス修善寺行で
バス停「浄蓮の滝」下車。
東海バス 河津から浄蓮の滝 約50分

【車】 
東名高速 沼津IC⇒
国道136、414号経由 約1時間30分

<場所>
青印は駐車場出入り口(河津方面より走行)

所要時間:40分程度

河津桜まつり~東伊豆の早咲きの桜~2020年の見どころ、駐車場など

伊豆の国パノラマパーク~富士山・駿河湾・恋人の聖地~富士見テラスからの絶景がおススメ!