息栖神社~銚子へ行ってまいりました。

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息栖神社(いきすじんじゃ)
創建: (伝)第15代応神天皇年間
西暦で言うと270年から312年の間となりますが、
一説には400年代との説もあります。
古代の東アジアの歴史において動乱の時代であったようです。

所在地:茨城県神栖市息栖2882(目印は駐車場、二の鳥居前に左右にあり)

二の鳥居です⇓⇓
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主祭神
久那戸神 (くなどのかみ、岐神)
社伝では、鹿島神・香取神による葦原中国平定において、
東国への先導にあたった神との言い伝えがあるそうです。
<祭神>
天鳥船命 (あめのとりふねのみこと)
『古事記』では、建御雷神の副神として葦原中国平定に赴いたと記されています。
・住吉三神 (すみよしさんしん)
上筒男神、中筒男神、底筒男神の3柱の総称。
江戸時代の文書では、
主神を気吹戸主神としている記事があったそうです。

陸・海・空の交通安全を守ると云われているそうです。

東国三社
息栖(いきす)神社は、鹿島神宮(鹿嶋市)、香取神宮(千葉県香取市)とともに
東国三社と呼ばれ古くから信仰を集めてきました。
関東以北の人は伊勢に参宮したのち、
禊ぎの「下三宮巡り」と称してこの三社を参拝したといいます。

香取神宮と鹿島神宮の記事です⇓⇓⇓
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忍潮井(おしおい)
常陸利根川沿いの大鳥居(一の鳥居)の両脇に設けられた二つの四角い井戸で、
息栖神社の有名なパワースポットです。
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二つの瓶は「男瓶(おがめ)」と
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女瓶(めがめ)」と呼ばれています。
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「男瓶(おがめ)」「女瓶(めがめ)」と共に、
鯉が泳いでいるのが見えましたよ。

ここから何と、清水が湧いているそうです!
海水と淡水が入り交じったこの場所で、
清水が湧いているとは何とも不思議です。

「忍潮井(おしおい)」の説明碑です⇓⇓
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やはり、当初はもっと下流の地域に鎮座していたようです。
古文書で「おきすのやしろ」と記されるように、
当社は「おきす」と呼ばれ
「おきつせ・おきす = 沖洲」という古称から、
香取海に浮かぶ沖洲に祀られた神であるともされているようです。
実際に神社が創建された時代は、
海岸線が今よりももっと内陸に入り組んでおり、
元にあった場所は、海に浮かぶ小島であった可能性もあるそうです。



「忍潮井(おしおい)」から湧き出る清水は、
日本三霊泉の一つに数えられており、
・伊勢(三重)の明星井(あけぼのい)
・山城(京都)の直井と、あります。
境内の手水舎の奥にある湧き水は、忍潮井と同じ清水で、
お水取りをすることができるそうで、
その場所もわかりましたが、
猿田神社と違って、
自由にお水取りができる雰囲気はありませんでした。
(猿田神社ではポリバケツも大丈夫でしたからね!)
社務所にていだたくことが出来るそうです。
地形的に海水と淡水の混じる場所ですが、
海水を押し戻し、清水が湧いているのです。
この「忍潮井」という名前も上記の性質からきているそうです。

息栖神社と河岸(かし)の説明碑もあります⇓⇓
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二の鳥居を通って、稲荷社を通って、手水舎で清め、
更に進みます⇓⇓
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すると・・・猫ちゃんがお出迎えしていました⇓⇓
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力石です⇓⇓
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招霊(おがたま)の木です。
幸運をもたらす樹木の代表格である精霊の宿る木、だそうです⇓⇓
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ご神木です⇓⇓
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どっしりと構えていて、パワーを感じ取ることが出来ました。

社殿は一周できます。
実は、境内に滞在している時、ずっと
水のせせらぎ音が聞こえていたのです。
どこか、小川が流れているのか、
もしくは泉がわいているのかな?と
思って付近を見てみましたが、
一般の人が立ち入ることのできるエリアでは、
小川或いは泉の類は見つけることが出来ませんでした。
手水舎を過ぎると、
その水のせせらぎ音は聞こえなくなりました。

最後に稲荷社に参拝しました。
鈴を鳴らすと、良く響くかつ温かみのある音がしました。



神社社務所は日にちや時間帯によっては無人の日があり、
息栖神社での御祈祷や御朱印の集印、
御守りの購入、ご神水の受け取りをする際は、
事前に息栖神社社務所までお問合せ下さい。
電話:0299-92-2300
社務所の方の都合で、
まだ参拝客がいても、
時には15時くらいに閉まってしまうこともあるそうです。

息栖神社
(神栖市公式ホームページ⇑⇑)

近くには日帰り温泉もあります。

鹿島セントラル 天然温泉美人の湯 ゆの華
泉質:ナトリウム-塩化物泉
特徴:鉄分を多く含む・メタケイ酸含有量は130mg・弱アルカリ性。
大人:950円・子ども:400円
所在地:茨城県神栖市大野原4丁目7−1

営業時間:午前11時から午前1時(最終入店は午前0時30分)
※※日曜日のみ午前7時から午前1時

そして、再び、千葉県へと戻っていきました。

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